

こんにちは、アレスパークの内田です。
本記事では、効率的に勉強を進めるための『TODOリスト』の作り方についてご紹介させていただきます。
TODOリスト(やることリスト)
特に受験生の中には、「やらなければいけないことがたくさんある、やらなければいけないことはわかっている。でも目の前にある山積みの課題をどうクリアしていけばいいかわからない、やる気がでない、どうしよう…」という人もいるでしょう。
そんな人は「TODOリスト」を作ってみてはいかがでしょうか。
何もしないでモヤモヤするより、いろいろな方法を試してみましょう。
やってみると、意外と自分に合う方法かもしれません。
また、どうすれば集中力が上がるのかなど、自分なりの発見があるかもしれません。
みなさんの勉強のやる気をアップさせるお手伝いができれば幸いです。
TODOリストとは?
その名の通り、「やることを書いたリスト」です。
その日、この1週間、この1ヶ月など、期限の中で何をするのか、を目に見える形にします。
やること、やる順番、必要な時間など、自分が必要だと思う情報を書きこんでいく、シンプルなものです。
TODOリストの目的は「イメージ」と「集中」
みなさんの志望校の試験日は決まっています。
もちろん、みんな志望校に合格したいと思っているでしょう。
では、その日までに何をするのか、イメージや具体策は出来上がっていますか?
成功や達成までのイメージを持つことはとても大事なことです。
ゴールと期限、その過程でやることを明確化することで、目標達成までの段取りや流れのイメージをつかむことができます。
ですが大事だと言われても、なんだか漠然とした話に聞こえますよね。
TODOリストでやるべき項目を見える形にすることを続けていくうちに、手順と道筋が明確になっていきます。
果たそうとしている大きな目標達成までのイメージがだんだんとできてくるのです。
また明確になった手順と道筋を実行しようとすると、継続のための集中力がなくてはいけません。
集中力を持続するためにもまた、TODOリストは絶大な力を発揮します。
TODOリスト通りの項目をこなしていけば、やる気がアップして相乗効果で集中力もキープできます。
人それぞれに目標があると思います。
みなさんの場合だと志望校合格が大きな目標のひとつ。
ではその目標達成のために、何をどのように進めていきますか?
試験日はもう決まっています。
もしもまだ先がぼんやりしているのであれば、TODOリスト、ぜひ作成してみましょう。
TODOリストと集中力の関係
TODOリストを作ることによって集中力は上がり、1日の生産性もぐんと上がることがあります。
1日の生産性が上がると、気持ちよく勉強が進み良い気分になります。
これを1週間、1ヶ月、半年と続けていくとどうなるでしょうか?
確実に圧倒的な周りとの差ができます。もちろん、あなたが先に進んでいるということです。
1日の量が少なくても積み重ねると膨大な量になります。
気持ちよく勉強できる日が続くと、次の日のモチベーションも効率も上がり、二次曲線的にやる気と成績は伸びます。
TODOリストを作って実行していくとどうしてやる気が上がるのか?
その理由を知ると納得していただけると思います。
やることを忘れない
その日に必ずやらなければならないことがあるのに、別の用事が入ってくると、抜け落ちてしまうことってないですか?
TODOリストがあれば、目に見える形でやるべきことを随時確認できるので、忘れることは減ります。
寄り道が減る
ちょっと別のことが気になり出して、やっていたことを後回しにして、ついつい別なことをやり始める。結局やっていたことがその日に終わらなかった。
残念ながらよくあるパターンです。
やらなければいけないことを明確にしていると、やらなくていいことも明確になります。
できなくて後から焦ることもなくなりますよね。
時間の使い方がうまくなる
時間をうまく使えると、本当に毎日充実します。
やることの順番に迷うことなく、隙間にできることが増えて、今までなぜできなかったのだろうと思うほどに、効率アップ確実です。
ゴールが見えて気持ちが落ち着く
あれもやらなきゃこれもやらなきゃと、頭の中だけでやることを考えると、終わりがなく永遠に続くような気持ちになります。
受験勉強エンドレス、つらい気持ちもエンドレス、やる気がでるはずもない状況です。
今日やることを決めて、そこに集中する、とりあえずゴールは1日のTODOリストの内容のみと考えましょう。
毎日目の前にある目標だけを達成すればいいから、とても気が楽になります。
受験の一番の敵は、どうしようどうしようと焦る自分自身の気持ちです。
まずは自分の中にある敵を退治して、落ち着いて冷静になって、目の前のゴールを目指すことをおすすめします。
TODOリストを実践すると良いことがたくさんあり、どれも魅力的だと思いませんか?
充実した日々を過ごすことは、やる気アップに直結します。
受験勉強はもちろん、時間をうまく使うことのできる人は仕事もできます。
ぜひ先々にも役立ててください。
守るべき『長続きのコツ』は2つだけ
TODOリストは、集中力アップがカギになる受験勉強にとても役立つことはわかっていただけたと思います。
でもここで問題になるのが、「長続きできるかどうか」です。
どちらかというと、継続させることの方が大問題かもしれません。
長続きさせるためのコツを言います。
1.確実にできることを書く
2.できるだけ具体的に書く
の2つです。これを絶対に守ってください。
これだけ?と思われるかもしれませんが、この2つが何より大事なのです。
1. 確実にできることをかく
簡単なことでも、すごく量が少なくてもかまいません。
絶対に100%できることだけを書きましょう。
TODOリストを作ろうとすると気合が入り過ぎて、真面目な人ほど目標を高くしてしまいがちです。
高い志はとても素晴らしいのですが、一番大事なのはTODOリストを作ることではなく、作って継続すること。継続には日々の達成感が必要不可欠なんです。
達成感は次へのやる気に確実につながっていきます。
2. できるだけ具体的に書く
例えば、
「漢字/英単語を5つ覚える」
「算数/数学の問題集のP.50の2問を解く」
などなど具体的な内容を書きましょう。
具体的であればあるほど、成果がわかりやすく目に見えて、達成感が強くなります。
こんなのすぐにできるから、わざわざ書く必要ある?という内容を、あえて具体的に書く。
できたらその項目を線で消す。
やったー!気持ちいい!と感じる。
心地よい達成感を感じ、また体感したくて次の日も書く。同じように次の日も・・・。
体と心に「TODOリストを作る→実行→達成感」のループを覚えさせましょう。
やる気がなくなりそうな時は、特に、100%絶対に短時間でできることを意識して書いてください。
1日の目先の成果物にとらわれることなく、重要なのは継続だということを忘れずに!
長続きさせるための色々なヒント
先輩方がこうやったら続けられたよ、という続けやすくなる進め方のちょっとしたヒントを紹介します。
性格や考え方によって、人それぞれ進め方は違います。
できそうなこと、これいいなと思ったことを実践してみてください。
朝一番にTODOリストを作る
朝、その日1日にやるべきことを明確にすることで、すっきり落ち着いて勉強に取り組める。
前日の夜にTODOリストを作る
次の日のやることを決めておくと、起きた時からやらなくていいことを考えなくていいから効率的に勉強ができる。
まず考えていることや心配していることをすべて紙に書いてみる
心にモヤモヤがあると、ついつい寄り道しがちで効率が上がらない。
まず不安はすべて紙に書き、見える状態にしてから落ち着いてTODOリストを作成していく。
1週間単位、1日単位の2種類のTODOリストを作る
1週間の大きなくくりでおおまかにやることを定め、そこから細分化して1日にやるべきことを決めていく。1日単位の方は、毎日1日ずつ作成していく。
MUSTとできればやることを区別する
絶対にやらなければいけないことと、余裕があればやった方がいいこと、と優先順位を決めておく。
〆切は細かく設定する
何時までに〇〇、と1日の中でも時間の目標設定をすると集中力が上がる。達成感の積み重ねが多くなる。
重要度高いものは1日の早い時間に設定する
先にMUST度合の高いものを片付けてしまえば、あとが楽。1日の時間を有効に使うこともできる。
この中でこれいいかも、という方法が見つかるかもしれませんし、別の自分のやりやすいやり方を発見できるかもしれません。
うまくいかないのはどうして?
せっかくいい方法であっても、継続しないと意味がありません。
続けられないことで自信をなくして逆効果になってしまうこともあります。
どうして続けられなくなってしまうのか?
確実に言えるのは「無理な計画」はアウトです。
TODOリストを長続きさせるためのコツのひとつに「絶対にできることを書く」と言いました。
逆をすると、残念な結果になるということです。
あれもこれもと欲張りたくなる気持ちはよくわかります。
受験までの時間を考えると、早く結果を出したくなるでしょう。
でも、無理をしては続きません。受験は長期戦です。
始めは少しの量でも、続けて行けば、1日にこなせる量と質は絶対に上がります。
スタートに欲張り過ぎては絶対にいけません。
無理な計画を立ててそれができないと、落ち込み、やる気をなくすという悪循環ループにはまってしまいます。
TODOリストはあくまで計画であって、願望を書くものではないのです。
ちょっと無理かも、でも自分の頑張り次第でなんとかなるんじゃないかと真面目な人は考えます。
でもその日に1つでも完了できなかった項目があると、
達成感を感じることができずネガティブな気持ちになり、反省ばかりになるというリスクがあります。
小さな達成感を積み上げることを第一に考えましょう。
継続は力なり、です。
TODOリストを何で作るか
好みは人それぞれですから、ツールは何を使おうが、どんな進め方をしようが、無理なく継続していくことが重要です。
みなさんの先輩方もいろいろな方法でTODOリストを作って活用してきました。
ものすごく好みが分かれるところですが、自分のモチベーションをあげるために、みなさん工夫しています。
成功した先輩方の例を元に、まとめてみました。
自分の性格や好みに合うようにうまく取り入れてください。
自分なりにアレンジしてみてもいいですね。
選択肢として参考になれば幸いです
紙
紙に手書き、現代はデジタル社会ではありますが、根強い人気があります。
書くこと自体で落ち着く場合もありますね。
何で書くか、何に書くか、また使い勝手にこだわる方も多いようです。
消せるペン→フリクションペンを使うと消せる。極細、極太もあり。
えんぴつ→しっかり書いた気になる。
カード→厚めのはがき大が良いサイズ。1枚のみ持ち歩く。荷物にならなくていい。
メモ帳→TODOリストとして、1冊用意する。自分自身を鼓舞する意味合いもあり。
スケジュール帳→普段使っているスケジュール帳に追記していく。勉強以外の予定との調整がしやすい。
スケッチブック→厚さがよくて、自由に図や線など書き込めるのがいい。
スマホ
スケジュールなど、さまざまな情報をスマホで管理している人も多いでしょう。
いつでもどこでも持ち歩くものなので、すぐに確認できますよね。
アラーム機能を利用すれば、〆切を細かく設定する場合の時間管理もバッチリです。
今は便利なアプリがありますが、ここでは2つ紹介します。
やることをしっかり管理するのに適しているのが「Todoist」というアプリです。
TODOリストをそのままスマホの中に入れるイメージです。
やり忘れがなくなり、次にしなければならないことも一目瞭然です。
よりシンプルに、手軽に始めるなら「Be Focused - Focus Timer」。
時間を決めて勉強をこなしたい時にとても役に立つアプリです。
他にも検索すればたくさん見つけられるので、興味がある方は探してみてくださいね。
紙でもスマホでも、TODOリストから終わった項目を線で消す時のやりきった感はとてもいいもの!達成感半端ないです!
日々の達成感はやる気、明日への希望、成功への道につながっています。

受験までのカウントダウン、大変なこともあるでしょう。先の見えない日々に不安になる日もあると思います。
そこを乗り越えるためにはちょっとしたアイデアや工夫が必要です。
同じことをするのでも、アイデアと工夫次第で、目標に向かう気持ちや努力の先の成果は違ってくると思います。
絶対にできる具体的な内容のTODOリストが、あなたの受験勉強のやる気につながれば幸いです。
目標に向かって努力することは、志望校合格を勝ち取るだけではなく、その後のみなさんの人生に絶対にプラスになります。
どうせやるなら気持ちよく、日々の達成感を感じながら、体に気をつけて受験勉強に取り組んでください。